世界遺産にも登録されているフエは、中部都市ダナンからバスで3時間ほどで行くことができます。

世界遺産に登録されているのはフエ市街地に点在する建造物群で、代表的なのは阮朝王宮でしょう。

阮（グエン）朝は日本で言う徳川幕府

阮（グエン）朝はベトナム最後の王朝と呼ばれており、日本で言う徳川幕府に該当します。

1802年から1945年の間、全13代皇帝が中部一帯を統治しておりました。その間は中国やフランスを宗主国とし、幾多の戦いも経験しました。

阮朝王宮は歴代皇帝が拠点としていた王宮で、玄関口の門は中国の紫禁城にならって設計されました。

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ただし、フエはベトナム戦争の激戦区でもあったため、大半は焼け野原となってしまい、現在は復旧作業が進められています。

フエ観光は建築物巡りがメイン

それ以外の見どころとしては、歴代皇帝が建造した建築物を回るツアーがおすすめです。建築物はその時代背景を顕著に表しております。

▼ベトナム世界遺産「グエン王朝」

中国建築が続いているかと思えば、突然西洋風の建物に変化するといった、フエ王朝と外国との関係を興味深くうかがうことができます。
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しかし、予備知識がなければ、建築物を見てもただ眺めるだけで終わってしまい、歴史の重みも、そこから伝わるものも分かりませんね。

フエ観光は建築物巡りがメインとなるので、各建築物は何代皇帝が建てたのか、また、その時代背景も勉強しておくと、より一層楽しむことができるはずです。

フエ市街地はホーチミンやハノイなど、しょせん都会とは縁がなく、のんびりとした滞在時間を楽しむことができます。

シクロやボートに乗って町を散策するのもおすすめです。中心市街地の町並みは今も残る下町といった風情があります。

皇帝の宮廷料理は現在も人気

また旅行の醍醐味の一つに挙げられる「グルメ」。皇帝が食べていたとされる宮廷料理はベトナムの高級料理として現在でも人気の他、異なる文化で育まれたフエ料理は旅行者を含めて定評があります。

フエ観光はツアーを利用すれば1日、2日で一通り回ることができます。滞在日数が余っているのであれば、ダナンやホイアンなど近郊エリアに足を運んでみるのもいいでしょう。
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